学科講習

52船位の測定-2

1トランシットによる自差の算出

<試験問題[問52]の例題>
大島の東方海域を一定針路で航行中のA船は、牛島の椿山山頂と緑埼灯台のトランシット(重視線)をコンパス方位132°、丙埼灯台をコンパス方位250°に測定した。
A船の船位(緯度・経度)は、次のうちどれか。(試験用海図第150号使用)

(1)30°-02.2’N、135°-22.2’E
(2)30°-01.8’N、135°-22.8’E
(3)30°-01.6’N、135°-22.2’E
(4)30°-01.4’N、135°-23.2’E

1
トランシット(重視線)を記入
  • ①牛島椿山と緑埼灯台のトランシット(重視線)を引く
  • ②引いた重視線を三角定規で平行移動させる(三角定規を移動する際は注意)
  • ③コンパス図の内側の目盛(磁針方位目盛)で磁針方位を測定する。磁針方位137°

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2
自差を求める

問題よりトランシットのコンパス方位132°
求めた磁針方位とコンパス方位の差が自差となる

3
丙埼灯台より磁針方位を記入
  • ①方位改正
    問題より丙埼灯台のコンパス方位250°
  • ②丙埼灯台を磁針方位255°に見る方位線を引く
  • ③交点がA船の船位となる

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4
船位を測定する

三角定規を緯度線と平行にし、交点の緯度を読む30°-01.4’N
三角定規を経度線と平行にし、交点の経度を読む135°-23.2’E

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解答:(4)30°-01.4’N、135°-23.2’E

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